コエンザイムQ10の元祖は、日本メーカーの日清フェルマ

コエンザイムQ10のサプリメントが現在、日清フェルマを初めとした色々なメーカーから出ています。ところでコエンザイムQ10はいつから発売されるようになったでしょうか?

コエンザイムQ10が発見されたのはアメリカです。動物植物には必ず含まれている成分で、別名をユビキノンとも言います。語源はラテン語での普遍的に存在するという意味のUbuiquitousとされています。

コエンザイムQ10はサプリメントからとるというのが定番になっています。なぜでしょうか?

それは全ての動物植物の細胞に存在しているコエンザイムQ10ですが、健康維持に必要な摂取量の目安の1日30〜60mgを食物からとろうとすると、たとえばイワシなら30匹を毎日食べないといけない計算となり、食事だけでコエンザイムQ10を摂ることは困難であるからです。

日清フェルマが初めて、コエンザイムQ10の大量生産に成功!

実はコエンザイムQ10を大量生産する技術を最初に開発、発売したのは日本のメーカーの日清フェルマ(当時日清製粉)です。

日清フェルマはエーザイと共同して、タバコの葉っぱに含まれているQ3型のコエンザイムを抽出し、コレを科学的に合成してコンザイムQ10を作る方法を開発しました。

始めに販売されたのは、実は心臓に対する医薬品としてでした。コエンザイムQ10は人体の全ての細胞に含まれているのですが、心臓には特に多く含まれて大きな役割をしています。そのためにコエンザイムQ10を補給することで、心臓病の症状を改善しようとして使われ、すでに35年。市場からは十分な信頼を得ています。

現在、200社あまりからコエンザイムQ10関連の商品が発売されていますが、原料となるコエンザイムQ10を作っているのはたった3社しかなく、日清フェルマを含めて全て日本のメーカーです。

■日清フェルマのコエンザイムQ10商品の特徴

ただコエンザイムQ10のサプリメントにも弱点があります。それは吸収性の悪さです。

コエンザイムQ10は油で溶ける脂溶性であるために、小腸では水と分離してしまうために小腸の壁からの吸収が悪いというデータがあります。そのためコエンザイムQ10のサプリメントは食事中に取るようになっているものがほとんどです。またアメリカでは、サプリメントによるコエンザイムQ10の吸収率の悪さに対して、人体が必要量とする10倍の量の300mgを一日に摂取することが常識的になりました。

ただ日本では消化器系への影響が危惧されて、それを克服するために日清フェルマでは水溶性活性型(ミセル化)のコエンザイムQ10の開発に成功しました。これはコエンザイムQ10を水に溶けるように工夫したものです。それだけでなく、脂で出来ている小腸の絨毛部からの吸収を更に高めるために、水に溶けた瞬間に乳化されるようになっていて、他社の製品に比べて抜群の吸収率を誇ります。


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